slappin' beatsの補助的なblogです。
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スウィングガールズ

ひさしぶりの映画鑑賞。
多少ネタバレになるので続きは下を。



これ、どこの方言ですか(汗
と思ったら最後のテロップに書いてありました。山形ですか。
仙台では聞かない方言なので東北ってどこをさすのかなぁと気になってました。


まず、序盤が単調というか都合良過ぎ。
序盤というか全体的にご都合ストーリーなのですが前半は特にひどいです。
後半は多少持ち直した感がありますが感動、と呼べるものでもないかと。泣かなかったし。*1


構成もしっかりしてる訳でもなく、『転』も『結』も弱すぎです。


何がまずいのかというと、このジャズによる主人公達の成長というものが何も描かれて無いんですね。
ピアノの男は相変わらず弱気なままであるし、ジャズメンバーの女の子達は楽器でジャズを弾けるようになっただけです。
加えて上に書いたご都合ストーリーのせいでリアリティが無い。
リアリティというのは別に現実に即したとかそういう事ではなく、
こうなればこういう問題があるな、とおのずから想定するであろう事を無視しているのです。


例を挙げるとすれば序盤で吹奏楽メンバーが倒れて楽器を演奏する事になったとき、
次の試合まで数日も離れているわけでもないのにあっさり弾けてしまっている所とか。


ちなみに公式サイトに書いてある人物設定も殆ど生かされていません。
男の方はただ『ボンボン』であるとしか語られてませんでしたし。


救いなのはテンポが良かったところか。チケット代1200円の価値*2はあれどもそれ以上を見出せませんでした。

*1:はるくさんは涙もろいので感動ものには弱いです

*2:3分の2くらいはラストのジャズを聞けた事