slappin' beatsの補助的なblogです。
音ゲー評論系中心ですが他の内容も取り扱う予定です。
旧blog→http://d.hatena.ne.jp/har-k/

弐寺の行く末。

id:Lion-mps氏の日記にて。

http://d.hatena.ne.jp/Lion-mps/20070526#p2
某所でよく言われる,
「今の音ゲーは敷居が高すぎる」
なんて発言ですが,僕に言わせると下らなくてしょうがないです。

彼の話す某所というのがどこを指すのかは分かりませんが多分某ニュースサイトかと思われるので、
そこの記事を見てるという前提で書きます。違ったらごめんなさい。


まず、自分も難易度の単純なデフレ化には反対です。
ビギナー譜面をNORMAL化というのはもっての外です。
そんなことしたらそれこそNORMALの意味が薄くなってしまう。


新曲に簡単な曲が無いから初心者がかわいそうという意見ですが、
初めて音ゲーに興味を持った人にとってはその時までの曲全てが新曲です。
定期的に曲の全入れ替えをしていた*15鍵盤時代と違い、
過去の歴史の中で蓄積されている曲が確実に存在しているわけですから、
無理に簡単な曲を増やす必要はないと思います。☆1〜☆2フォルダから選べばいい訳で。
単純に一曲に含まれる音数が増えた今現在無理に演奏音を抜く必要もないと思われます。
diving moneyはそういう意味では確かに駄譜面ですね。面白くない。


むしろそんな事言ったら昔のほうが悲惨ですよ?
5鍵盤の話はLion先生が言ってる事とほぼ同一なのでクラッキンDJで例えますが、
俺が何度たった一つのレベル1の曲をプレイしたと思ってるんだと。
家庭用なんかある訳もなくゲーセンでしか練習できないというのに。





では新規プレーヤが増えないのはどうしてなのか。
このあたりは自身の経験談からひとつお話してみようかと。
ポップンの話になるのですが、はるか昔から存在は知っていたものの、
色のついたノートを覚えられないせいでごくたまにQuick Masterを必死こいてクリアする程度でした。
今では40レベル前後の腕前ですが、本格的にプレイを始めたのは2年前なんです。
その前にもbeat-popの存在を知り少しづつ始めてみたのですが、
自分に合うレベルが分からない&時間内に選べないため敬遠してました。
転機となったのはこの日記。

http://d.hatena.ne.jp/har-k/20050417/p3
Lv順ソートの白ボタンで切り替えが出来ることを最近教えてもらったので
曲選択が凄く楽になりました!というかこれくらいちゃんと書いてくれよコンマイ

そうです。
Lvカテゴリの基本的な操作である「白ボタン」の切り替えについて説明が書いてないのです。
他にもレベルの変更オプションの付加など、書いてあったとしても所見では分からないことがいくつか存在します。
しかしポップンの場合は別にこれらを知っていなくても演奏に支障が出るわけではないですし、
曲のとっつきやすさなどがあり初心者でも十分楽しめる配慮はあると思います。


対する弐寺はどうか。
さて、一般的なプレーヤがプレー中に行う動作を書いてみましょう。

1:難度選択(VEFXボタン)→カテゴリ選択(黒鍵盤クローズ・白鍵盤オープン)→曲選択→オプション選択(スタート+鍵盤)→ライバル設定(スタート+ターンテーブル)→曲決定
2:エフェクト設定(エフェクトボタン+VEFXボタン+フェーダー)→HS・S+設定(スタートボタン+ターンテーブル+鍵盤)→START

これを1は約60秒ないし90秒で行っています。2は10秒もありません。
さて、果たして音ゲーをまったく知らない初心者がこれだけの動作を60秒以内に完了できるのでしょうか?
確かに筐体や画面には書いてあるかもしれません。でもそんなのを見ていたら絶対に間に合いません。
初心者が必要な動作だけを抜き出して考えてみても、

カテゴリ選択(GOLDには簡単な曲はない)→オプション選択(EASYやAS・5keyを付ける為)

の二つは必要です。両手を使うオプション操作が残っているのです。
これだけでも一分ではカテゴリを移動して曲選択に迷っているところで時間切れになるのではないでしょうか。
弐寺の問題はただでさえ複雑な音ゲーの中でもダントツにややこしい操作にあると考えます。
かくいう自分も全てのコマンドを覚えきれてませんし…


確かに説明は公式サイトに詳細が書いてあるのでそちらを見ればいいかもしれません。写真付きでしっかりと説明があります。
しかしプレイするのはゲーセンです。実物を前にしなければ理解のしようがないのです。


個人的な意見ですがコナミ音ゲーには三つ折りになっている説明の紙切れがあるのですが、
あんな過去の紙プレイとカードの設定方法しか利用価値の無いものではなく、
金はかかってもプレイまでの流れや全コマンド操作が分かるような冊子型の説明書にするべきだと思います。
セガの大型筐体のように基本と実践編まで分ける必要はないですし、元が300円単価のものと比べるのもあれですが、
いくらなんでもあんな紙切れでは、
http://www.konami.jp/bemani/bm2dx/bm2dx14/how.html
これを全て説明するのは絶対に無理です。

難易度のデフレではなく初心者サポートの充実を考えたほうがいいのではと私は考えます。
EXTRA突入条件とかもう廃止してもいいんじゃないでしょうか。あの初心者差別の基準に何の意味があるのか。


ちなみに難易度のデフレには反対の立場を取りますが、逆に全体的なインフレ化も反対です。
anotherではいくらやっても構わないとは思いますが、HYPER以下に関しては演奏感についても考えて欲しいと思います…
「曲」は別に聞けばいいという考えは俺は嫌いです。あくまでゲームですから。
そういう意味で新筐体のmovie改善には大満足です。



最近始めたごぐる君には弐寺で、permil君はポップンで、いいともさんはその両方でライバル的存在でしたが、
もうすでに抜かされてしまいました。人間頑張れば成長するもんです。
8年間あまり成長してないはるくさんですが、今からでもやりたいという方がいればいつでもライバルになりますのでお気軽にどうぞ。




今日トランスEXクリアしました。俺もまだまだ終わっちゃいない。

*1:4th・CLUB・6th・コアリミ