slappin' beatsの補助的なblogです。
音ゲー評論系中心ですが他の内容も取り扱う予定です。
旧blog→http://d.hatena.ne.jp/har-k/

いぺぱぴ氏の「テトリス情報のページ」のアドレスがついに別サイトに切り替え

イノセント・レイン:
ttp://homepage3.nifty.com/tgm/

サイトが消えてからしばらくたちましたが、ついに別の方がサイトを立ち上げたようです。
この人も検索ロボット避けはしていないので一応Internet Archiveで読むことが出来ますが・・・


テトリスモンキーズやオンラインランキング、そしてぼやき等、
Ti以前の情報サイトとしては重要な位置を占めていたサイトであっただけに残念でなりません。


とりあえず最後のぼやき更新だった、「セイミツレバーでザンギ入れ」からいくつか転載しておきます。というより自分用メモですが。

■レバーの話

さて、本題のレバーの話。僕の保有するコントロールボックスはシグマの電源部分とコントローラ部分が別々になっているもので、
上の写真にコントローラだけ写っています。このコントローラには、セイミツレバーが付いています。
アーケードゲームのレバーは、ほぼセイミツ工業製レバーか、三和電子製レバーの二種類と思って良いでしょう。
筐体やコントロールボックスによって、セイミツか三和かが決まります。

TGMシリーズはレバーの状態によってプレイの快適さが大幅に変わりますが、特にTAPのMASTERモードではレバーによる影響が大きいと思います。

TGMではセイミツレバーのカチカチした入力が好まれる傾向があり、TAPでは三和レバーの滑らかに回せるところが好まれる傾向があると思います。
特にマスター序盤でザンギ入れを使う人は三和レバーでないと厳しいのではないでしょうか。
もちろん人によって好みの違いはあり、セイミツレバーでないとやりにくいと言っていた7分台プレイヤーも見たことはありますが、
8割以上の人がTAPマスターモードは三和派ではないかと思います。僕は中でもレバーにはうるさい方で、
普通のセイミツレバーではTAPのマスターモードはまともにプレイできません。 

■改造、ってほどじゃない改造の話
ここからは改造行為になるので、参考にする方は自己責任でお願いします。

僕のコントロールボックスはセイミツレバーなので、最初はTAPのマスターモードはほとんどできませんでした。
やる気にならないくらい、やりにくかったのです(デスばかりやっていたので差し支えはありませんでしたが)。
ですが、中のサブガイドに少し手を加えることで、マスターモードをやる気がでるくらい快適になりました。

セイミツのサブガイドを削った図 ここで話題にするレバーは、セイミツレバーの中でも、
青いサブガイドで8方向/4方向/2方向を切り替えるタイプのものです。
セイミツレバーのページでLS-32と書いてあるタイプのものです。この中にある青いサブガイドを、右の写真、中央のように削ります。
写真の右から順に、普通の状態、少し削って丁度良い状態、削りすぎて8方向になってしまった失敗状態、です(写真はクリックで拡大)。

非常にわかりにくいのですが、下側の穴の形が違うのがわかると思います。右(通常)は四葉のクローバー状態なのが、左は削りすぎてひし形になっています。
この微妙な突起によって斜めに入らない状態にすることで4方向レバーにする構造なのですが、
それがひっかかって滑らかに回らないことがプレイしにくい原因なのです。
そこで、斜めにはスイッチが入らないけれど回しやすいくらいに微妙に削ってやることがポイントで、僕がうまくできたと思うものが写真中央というわけです。

僕のノウハウとしては、最初は突起に指を強く押しつけると尖っていてかなり痛いです。これを滑らかにするように紙やすりで少し擦って
「ちょっと痛いけど押さえていられるかな」くらいの突起を残すことがポイントです。押さえても全然痛くなくなったら、失敗の可能性が高いです。
あと、紙やすりは思った以上によく削れるので少しずつ削ること。やすりの何号を使ったかは忘れましたが、中程度よりやや細かい目のものだったと思います。

僕の実行した手順は以下です。
 (0).予備のサブガイドを入手する
 (1).コントローラのねじをはずす
 (2).サブガイドを止めているネジを外してサブガイドをレバーからはずす
 (3).紙やすり(中程度より細かい目のもの)で削る
 (4).元に戻す

しつこいようですが、予備がないと8方向になってしまって泣きを見る恐れがかなりあることがポイントですね。

これで書くべきことはほぼ終わりなのですが、あとはサブガイドの入手方法について。僕は基板屋のMak-Japan(店舗は秋葉原)で購入しました。
サブガイドの価格は正確に覚えていませんが、確か1枚がデス4回分くらいだったかと思います。ただし、取り寄せになるため1枚単位では扱っておらず、
確か10枚以上での注文と言われた気がします。 そんなわけで、僕の手元には8枚くらいのサブガイドが予備としてあるはずです
(今紛失中で、部屋のどこにあるかはわかりませんが…)。もし欲しい人がいたら、探して可能な範囲と妥当な価格でお譲りしますので、お気軽に連絡下さい。

おわり。 
■レバーの話、おまけその2

セイミツだと削らなきゃやりにくいのだけど、三和なら問題がないかというとそうでもありません。
三和レバーでは、特に新品ではレバーの反動が酷いことがあります。
右に2回コンコンと入れたつもりが、反動で左に1マス戻ってしまう現象ですね。レバーの持ち方次第では気にならない人もいるようですが、
僕は反動が酷いとこれまたプレイの大きな障害になります。

新品であるほどレバー内部の滑りが良いため反動がきついことになります。ですから時間経過で自然に汚れて滑りが少し悪くなるのを待つか、
レバーの個体差があるので具合の良いレバーを探してくるかくらいしか、常識的な手段はないようです。
お店に「反動が酷いのですが」と言ってみても、対応が良いお店でも新品のレバーに交換するくらいが対応の限界ですから、
却って新品になって反動がさらに酷くなることも。これはお店が悪いのではないので、自分のレバーの持ち方を変えるくらいしか根本的解決方法はありません。

レバーを分解して改造できる技術がある方は、レバーをニュートラル状態に戻そうとしているネジの効きを強くすることで、
反動で戻らないようにすることもできるみたいです。実際そういうメンテをしてもらったところ、僕はかなり快適にプレイできました。
この場合レバーが重くなる理屈ではありますが、僕は違和感なくプレイできました。
上記のガイドを削るのに比べるとかなり難易度が高そうなのですが、これもご参考まで。

■レバーの話、おまけその3

三和レバーの経年劣化が反動を軽減してくれるのと同様、セイミツレバーでも使い込んでサブガイドが削れてくると、
滑らかにまわりやすくなることがあるようです。やりにくくても我慢してザンギ入れを続けていれば、いつかやりやすくなるかも…?

でもレバーも消耗品ですし、自分のものでない場合は手荒な真似はしないでくださいね。 

エフワンの元セイミツレバーは「削れた状態のセイミツレバー」でした。以前オンリーワンと言ったのはその理由。
セイミツレバーでは江古田のえびせんのレバーがそうですが、アレはまだ新品に近いレバーなのでやはり引っ掛かりが気になるところです。
サンワが苦手な理由はコンコンによるアナログ的な入力ではなくフレーム精度の時間感覚が必要になるところが俺には到底無理だと感じているから。
Ti-Wではそのサポートして一回づつ「音」が鳴ってくれるので助かってるのですが、Cではそうも行きませんしね。